■空手バカ一代 第11巻 空手巌流島編 T

 「空手バカ一代」は「週刊少年マガジン」で1971年から1977年まで連載され、当時の空手ブームの火付け役となった。この劇画は、大山倍達氏の半生を描いたノンフィクションの空手劇画であり、「昭和武蔵編」より芦原英幸氏がもう一人の主役として登場する。

 道場破りを敢行した先代を松山市内の空手道場が結束して大追跡、先代は山中に身を隠す。しかし山狩りまで行われ追い詰められるが、奇襲ゲリラ戦法で交戦する。それをしのぐと、今度は先代の方から間髪入れずに、松山市内の空手道場を「それもしかすると空手?」の言葉とともに次々に道場破りを敢行。そんな中、先代の空手の実力に魅かれる者達が現れ、魚河岸での空手指導がはじまる。しかし、先代の道場破りをうけた道場側が、教え子達に報復。仇を取りに行った先代に、今度は真剣を振りかざす剣道家が立ち塞がるが、これを撃破。しかし、この一件で魚河岸を使用することが出来なくなり、先代は自転車で門下生の家を巡回指導するようになる。そんな先代の情熱に打たれた地元の名士のはからいで、公民館を使用することが出来るようになり、多数の新弟子を集めるが、あまりに激しい稽古のためすぐに誰も来なくなり、道場経営の難しさをおもい知ることになる。

 当時人気を博したオリジナルのコミックは、現在では絶版となり入手困難であるが、1999年に「講談社漫画文庫」として発売されたものは、現在でも購入することができる。


1999年  講談社  定価600円
原作 梶原一騎   漫画 影丸譲也

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