■スーパーテクニック「サバキ

 「サバキ」とは、芦原英幸先代館長が、その空手修行のなかで考案した技術の総称であり、芦原空手の神髄である。
 打たれずに打ち、倒されずに倒すのが空手の極意だとすれば、無駄のない合理的な動きを行う必要がある。それには、従来の空手でよく見られる正面からの力と力のぶつかり合いを避け、相手のサイドやバックに回りこみ、攻撃をされにくいポジションを得ることが大切である。そして有利なポジションから相手を攻める。常に相手の動きをリードし、打たせずに倒す、攻めを受けながら崩し、自分の攻めにつなぐ攻防一体のスーパーテクニックが「サバキ」である。








無限の「サバキ」バリエーション

 サバキは、相手の動きによって対処の仕方がそれぞれ異なる。相手が繰り出してくる技を瞬時に判断して、最も適した受け技、崩し技を使って完全に有利なポジションを得て、そのポジションに適して効果的な攻撃を繰り出して決める。相手の攻めのコンビネーションも無限であり、それに対応する「サバキ」も無限である。




確実安全なポジショニング

有利なポジショニングというのは、自分の体を相手の攻撃範囲からはずすと同時に、相手の攻撃範囲をもずらすことによって得ることができる。
 それには、ステップワークに見られる水平面での円の動きと、相手を引き回す上体の運動にみられる上下、左右それぞれの円の動きの組み合わせ、すなわち「球体」の動きを心がけることが必要となってくる。